Bluegiga製 Bluetoothモジュール WT11 を触ってみた

どうも、Ramencozoです。
書き仕事のリハビリに書いてみる感じで。

2ヶ月くらい前に、レオコムさんのほうでBluegiga製のBluetoothモジュール「WT11」を買いました。なんでもArduinoBTに使われてるBluetoothモジュールと同じものだそうで。

Bluegigaさんのこちらでアカウントつくってデータシート拝見したところ、
・3.3V動作
・SPP、HID、OPPプロファイル対応。
・iWRAPなるスタックで簡単に各種操作可能
・Class 1 (100m)
・\6000くらい
技適は通ってないらしい

値段の割になかなか高機能。技適通ってないけどまぁ実験用なので。

※余談ですが、BluegigaさんのTechForumアカウント作るときに、Gmailだと「信用ならんからちゃんとしたドメインのメアドもってこい」って言われましたorzプロバイダとかのメアド使用する感じでどうぞ。

で、もともとフラットな基板なので、ブレッドボードとかに刺せるようにちょいちょい。

でもって。WT11の上位機種であるWT32を使用なさっているマイコン工作実験日記さんの下記2記事を拝見。
WT32の初期設定
Bluegiga - ペアリングする

環境的には下写真。

PC①にUSB-UART変換器経由でWT11が、PC②にはELECOM製のBluetoothドングルが接続されてます。
PC①とPC②をBluetooth経由でSPPな接続をして、ハイパーターミナルで様子を見る、という感じです。

WT11の方の初期設定は下記。データシートにありました。
・115200bps
・8bitデータビット
・1bitスタート/ストップビット
パリティなし
・フロー制御なし

USB-UART変換器とWT11をTx・Rx・CTSRTSつないで、ターミナルでCOMポートに接続が完了した状態でWT11に電源を投入します。すると、下図の「READY.」までが出てきます。

基本、大文字で書かれてる部分がWT11の出力で、小文字で書かれてるのがこちらから入力したものです。
「set」コマンドを引数なしで入力すると、現在の設定一欄が表示されるそうです。見た感じ、
Bluetoothバイスアドレス
・デバイス
Bluetooth Class
・認証時のPINコード
・ペアリング済みデバイスアドレス
…などなど。

でもって。最初はなんにもペアリングされてないので、デバイスの探索をします。
探索は「inquiry」コマンドにタイムアウト回数をつけて実行します。

見つかったデバイスが2つほどあるようです。これは手持ちの旧ケータイ(W63CA)のBluetoothも拾われたようです。
でもって、「set bt auth * 0000」にてPINコードを 0000 に設定したのち(ここは後に変更)、「call アドレス プロファイル識別子(?) プロファイル名」でリモートデバイスに接続を試みます。(プロファイル識別子(?)はデータシート見る限りマジックナンバーっぽいです)

callすると、相手PC(ここではPC②)のほうにペアリング要請のダイアログが出ます。

接続したのち、COMポート追加して、デバイスからのアクセスを可能にしてあげます。
するとさっき↑のcallしたのちの「RING 〜〜〜」な部分のログ出力が見えてきます。その状態でターミナルに対してタイプすると、入力した文字が相手PCに流れてきます。

上のほうの画像でPC①内にて「test,HelloBluetooth!」と打つことでPC②にこのような表示が出ました。

ここまでで、マイコンのUARTにそういう文字列の取得と出力をさせれば、マイコンからBluetoothバイスを扱うことができそうです。かなり簡単な予感でwkwkしてます(*´ω`*)

本日は以上でー。それではまた。(´ω`)ノシ

2011/04/01 追記:
PSoCからペアリングと通信をやらせようとしてガチャガチャいじってたら、WT11のTxが若干文字化けたデータを吐くようになり、かつRxがまったく応答してくれなくなりましたorz
たぶんPSoCの入出力電位を5V系でヤッちゃってて、WT11(3.3V系)の入出力ポートを壊しちゃった感じの大ポカをあばっばばばした模様ですorz
あぁぁ結構お値段ハッたのに…